サロンを開業する際にかかる費用の中でもかなりのウエイトを占めるのが、エステ機器です。ご自分のサロンに合う機器を選ぶことも大切ですが、高額な機器をどのように揃えるのかもしっかり考えなければいけません。
近年、初期費用を抑えられるなどの理由から、レンタルで機器を導入するエステ経営者が多くなっています。
そこで今回は、レンタル機器の特徴やメリット、レンタル会社の失敗しない選び方をご紹介します。
Contents
開業資金を抑えて導入できるレンタル機器
エステに使用する機器は値段が高いものが多く、自己資金で購入するとキャッシュフローを圧迫してしまう場合があります。
レンタルで使用している機器が気に入れば購入することも可能ですので、初期費用を抑えたい方はレンタルでのエステ機器導入も有効な手段の一つです。
購入方法別のメリット・デメリット
もちろんエステ機器をレンタルではなく、はじめから購入したいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
まずは、購入方法別のメリットとデメリットをご紹介していきます。
新品機器の購入
新品の機器を購入すれば最新の機器を導入できるため、最新鋭のエステ機器で施術できることをアピールして一定の集客効果を見込めます。
初期費用はかかるもののメンテナンスコストが比較的少なく、保証がつくケースが多いため、トラブルが発生しても安心です。
一方、最新の機器は口コミや評判が少ないため、購入前に効果がわかりづらいといったデメリットがあります。
【メリット】
・最新鋭の機器を揃えられる
・一定の集客効果を見込める
・メンテナンスコストが比較的少ない
・保証がついていることが多い
【デメリット】
・多額の初期費用がかかる
・最新鋭の機器を揃えた場合、口コミが少なく事前に確認できない
中古機器の購入
中古機器は、新品に比べて安価に購入できるのが嬉しいポイントです。しかし消耗品であるエステ機器では、購入時点ですでに使い古されているケースも多く、品質や動作に問題がある可能性が少なくありません。
また、メーカーが開催する講習会に参加できない、サポート期間が終わっている可能性があるといったデメリットもあります。
ただし、販売会社によっては、中古品を購入しても一定期間の保証がついている、あるいは講習に参加できるといった特典がついている場合があります。例えば、Be-Waveでは中古機器でも6か月間の保証と講習を設けています。
中古でエステ機器を揃えるときは、サポート体制を事前に確認しておくとよいでしょう。
【メリット】
・新品に比べて安価に購入できる
【デメリット】
・品質や動作に問題がある可能性もある
・メーカーのサポートを受けられない可能性が高い
レンタルでの導入
短期間の貸し出しが一般的とされているレンタルでは、初期費用がかからないため、エステ機器の効果が不安な場合でも試験的に導入できます。
故障してもレンタル会社が修理代を出してくれるケースが多く、トラブルが発生しても安心ですが、リースとは違い中古の機器が貸与される可能性もあるため、最新鋭の機器を導入できないケースもあります。
【メリット】
・初期費用が少なくて済む
・気になる機器を試験的に導入できる
・故障した際の修理費などを出してくれることもある
【デメリット】
・中古の機器もあるため、最新モデルの機器が導入できない場合がある
リースでの導入
短期間のレンタルとは違い長期契約となるリースでは、最新の機器を導入でき、なおかつ初期費用が少なく済むというメリットがあります。リース料が月々一定なのも魅力的です。
しかし、契約が満了すれば機器は返却する必要があり、中途解約もできないため、契約するときは細心の注意が必要です。
【メリット】
・初期費用が少なくて済む
・月々のリース代が一定である
【デメリット】
・契約が満了した場合、機器を返却する必要がある
・中途解約ができず、解約する場合は違約金を支払う必要がある
レンタルとリースの仕組みは混同しやすいため、次の章で両者の違いについて詳しく説明していきます
レンタルとリースの違い
レンタルとリースの特徴は似ているため、どちらでエステ機器を揃えるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここからは、レンタルとリースの特徴を説明しながら、それらの違いについて説明していきます。
レンタルの特徴
レンタルは短期間の貸し出しが多いため、いつもと違う機器を試してみたいが本当に効果が出るのか不安という方におすすめの導入方法です。
ご自分のお気に入りの機器を探すためにとてもよい方法といえるでしょう。
もちろん、使用して気に入った場合は購入することもできます。
【特徴】
・短期間から長期間まで好きな期間借りられる
・中途解約できる
・レンタル料は損金算入できる
・メンテナンス費用はレンタル会社が負担する
・故障した場合の代替機を借りられる
・長期間借りると割高なケースが多い
リースの特徴
レンタルとは異なり最新の機器が多いリース契約は、初期費用を抑えつつも最新鋭の設備を導入したいという方におすすめの方法です。
ただ前述の通り、長期契約が条件となるため、使用感が合わない場合やサロンを閉業する場合も中途解約できないのがデメリットです。
【特徴】
・最新の機器を導入できる
・リース料は損金算入できる
・長期間借りると割安な場合が多い
・長期契約する必要がある
・中途解約は原則不可(解約時は違約金がかかる)
・メンテナンス費用は賃借人が負う
レンタル会社を選ぶポイント
初期費用を抑えつつ、短期契約できるのがレンタル契約の魅力ですので、レンタル会社を選ぶときは年単位ではなく月単位でレンタルできる会社を選ぶことをおすすめします。
また最新機器が充実し、契約前に体験できる制度がある会社だと安心して利用できるでしょう。使用中のトラブルに関しても、気軽に相談できるような保証・サポートが充実している会社を選ぶことが大切です。
まとめ
エステ機器を導入する際に、レンタル契約をおすすめする理由や契約する際に重要視したいポイントについてご紹介してきました。
レンタル機器は、多額の出費を抑えながら機器選びの失敗を防げる魅力的な方法です。
お客様の満足度が高い機器を賢くレンタルし、サロン経営に活かしてみてはいかがでしょうか。