気に入って入れたタトゥーでも、時間が経てば消したい。。と思うことも出てくるものですよね。
簡単ではなかった刺青の除去に革命を起こしたともいえるのが今回ご紹介するピコレーザーです。
タトゥーを早くキレイに消せると評判のピコレーザーは、どんなタトゥーでも除去できるのでしょうか?
この記事ではピコレーザーについて、その仕組みやメリット、カラータトゥーへの対応状況、ピコレーザーでも除去が厳しいケースなどをご紹介します。
Contents
ピコレーザーがタトゥーを消す仕組み
レーザーには、照射時間(パルス幅)が短いほど熱の広がりは少なくなり、ピークパワーは上がるという性質があります。
ピコレーザーの「ピコ」は「1兆分の1」を意味します。つまりピコレーザーの照射時間は1兆分の1秒です。
従来のレーザーの照射時間はナノ秒(10億分の1秒)ですので、その1,000分の1ということになります。
超短時間でギガワット単位の強いパワーを照射するピコレーザーは、周囲の肌組織への熱ダメージを最小限に抑えながら、肌内部に大きなエネルギーを瞬間的に加えてより多くの色素を消せるのです。
また、従来のレーザーが色素を熱で破壊する一方、ピコレーザーは衝撃波で粉砕します。
色素はとても細かく砕かれるので、体内に吸収・代謝されやすく、ピコレーザーによる治療回数は、従来のレーザー治療の回数の半分程度で済むことが期待できます。
ピコレーザーはカラータトゥーも全色対応
レーザーで刺青を消そうとする場合、レーザーの波長によって色素の反応が変わるため、波長の種類が少なくパワーも弱いQスイッチやルビーレーザーではどうしても消せない色が出てきてしまうのが課題でした。
しかし、波長の種類が豊富で、色素を粒子レベルにまで粉砕できるピコレーザーなら、今まで取り除くのが難しいとされてきたカラータトゥー(特に黒と赤以外)にも対応できます。
「昔レーザー治療を受けたときには消えなかったタトゥーがピコレーザーでは消えた!」という人も多いようです。
ただし、波長はピコレーザーの施術機器ごとに違うため、得意とする色も違ってきます。
除去したいタトゥーの色と施術機器との相性については、施術を受ける前にきちんと医師に確認しておきましょう。
ピコレーザーならではの3つのメリット
タトゥー除去のために作られたといっても良いほど刺青を取り除く効果が高いピコレーザーですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
魅力的なポイントを3つご紹介します。
得られる効果が大きい
一番大きなメリットは、なんといっても従来のレーザー治療に比べて得られる効果が大きいことでしょう。
これまで消えなかった色や濃さのタトゥーにも対応できるだけでなく、1回の施術での色素除去効果が高いため、治療回数が半減して結果的に治療コストも安くなることが期待できます。
また、ピコレーザーにはお肌にハリをもたらす肌質改善効果もありますので、眉やアイラインのアートメイクの除去にも向いているといえます。
痛みもダメージも少ない
従来のレーザーでは出力に比例して痛みが強くなりましたが、ピコレーザーは照射パワーが強いのにかかわらず痛みが少ないのが特長です。
また、照射時間がきわめて短いため、お肌の熱ダメージも最小限に抑えられます。
施術・ダウンタイムが短時間で済む
ピコレーザーは、施術時間もダウンタイムも短くて済みます。
照射1回当たりのパワーが強く、照射時間が1兆分の1秒ときわめて短いので、広範囲であっても短時間で施術が完了。
結果的にお肌への負担も最小限で済みますので、炎症も少なく、ダウンタイムも短くなるのです。
ただし、ピコレーザーも従来のレーザー同様に、日焼けしている場合や光線過敏症、真正ケロイド、てんかん、糖尿病などの持病がある場合は施術を受けられませんので注意しましょう。
ピコレーザーでもタトゥーを除去できないケース
万能のように思えるピコレーザーでも、タトゥーを取り除ききれないケースがあります。
インクが金属以外の異物
金属製インク以外のインクを使ったタトゥーは除去できません。
通常タトゥーには金属製のインクが使われていますが、まれにプラスチック素材のインクなどが使われるケースがあります。
レーザーはプラスチックに反応しないため、残念ながら刺青除去は難しいでしょう。
施術回数が足りていない
タトゥーの色が濃かったり、盛り上がりがあったりすると、当初予定していた施術回数では消しきれない場合があります。
また、タトゥーを入れた深さによってもレーザーを打つ回数が変わってきます。
追加の照射を行えば消えるケースが大半ですが、その分費用もかかってきますので、予算面で折り合えなければキレイに除去するのは難しくなってしまうでしょう。
ピコレーザー機のパワー不足
機器のパワー不足が原因で除去できない場合もあります。
ピコレーザーの施術機器にもいろいろな種類があり、色素を消す力はMAXパワーで決まるため、MAXパワーが弱い機種は色素を消す力も弱くなってしまうのです。
また、いくつかのレーザー波長を出せる機種の場合、ある波長はピコレーザー、それ以外はピコレーザーではないといったケースもあります。
「ピコレーザー」とうたっていても自分のタトゥーの色に適した波長ではピコレーザーを照射できない可能性があるため、事前確認が必要です。
インクではなく色素沈着
タトゥーと色素沈着は同時には消せません。ピコレーザーでタトゥーを消したにもかかわらず、薄っすらと茶色く残っている場合は、インクではなくレーザーによる色素沈着の可能性があります。
タトゥー除去モードからシミ取り用の照射モードに切り替えて照射したり、クリームを塗布したりして対応してもらうようにしましょう。
傷の盛り上がりで形が残っている
効き目の強いピコレーザーでも、タトゥー針による傷の盛り上がりまでは消せないため、傷が縁取りのように残ってしまうことがあります。
皮膚の盛り上がりはレーザーではなく、注射で治療を行うことがおすすめです。
センススキンクリニックでタトゥー除去
横浜の美容皮膚科・センススキンクリニックでは、ピコレーザーによるタトゥー除去を行っています。
また、同クリニックでは他にも多数のメニューが用意されています。美容に関するお悩みにワンストップで対応してもらえる便利さと安心感が魅力ですね!
無料カウンセリングも受け付けていますので、他のクリニックで消しきれなかった方、少しでもご興味のある方、不安な方など、ぜひお気軽にご相談してみてはいかがでしょう。
まとめ
効率的にタトゥーを除去できるだけでなく、従来のレーザーでは消せなかったカラータトゥーにも対応できると注目を集めているのが「ピコレーザー」です。痛みやお肌へのダメージが少なく、ダウンタイムも短めで、これまでのレーザー治療とは一線を画す治療法といえます。
金属製インク以外を使ったタトゥーは消せないなどの例外もありますが、一般的なタトゥーであれば問題なく除去可能です。
横浜エリアではセンススキンクリニックで施術を行っています。
消せないと諦めていたタトゥーもピコレーザーでならキレイに消せる可能性が大ですので、ぜひ前向きにご検討してみてはいかがでしょうか。